愛する人との結婚が決まり、幸せの絶頂のはずだった。婚約者との結婚間近になって知ってしまった。姉も彼のことをずっと思っていたことを。元々姉の紹介だった。知らなかった。知らないままでいたかった。 婚約者の親友の青年に相談するも、笑い飛ばされてしまい彼女は少しずつ摩耗していく。 悩み疲れ、どうしようもなくなったところで、一人の青年に出会う。彼に出会い、彼女は変わった。婚約者のもとを離れ、彼に仕え彼に必要とされることこそが今の彼女の喜び。幸せなことに、ただ利用されているだけだということには全く気付いてない。